私たち夫婦が家を建てた訳

私たちが家を建てたのは結婚して一年目のことでした。一年間は賃貸の一軒家暮らしだったのですが、全国平均でも最下位近い平均年収の低さの県でありながら、私たちの住む田舎町は家賃相場が全体的に高く、夫婦で話し合った結果、家を建てることを決心しました。

その頃私は一人目の子を妊娠中で、子ども部屋はどうするという話になったのですが、「二部屋あれば足りるだろう、もし一人っ子だったらもう一つの部屋は書斎にでもしたらいいし」などと適当に考えていたら、これが予定外で三人の子どもを持つことになり、後に夫の両親と同居した時用に用意していた和室の一部屋を潰すことになりました。漆喰塗りの本格的な和室です。夫の両親は同居することなく亡くなってしまったので、和室を潰すことが可能になったのですが、思いがけず子宝に恵まれた結果、我が家は五人家族で今の家に住んでいます。

結婚したのが少し遅かったので、家を建てたのは三十代だったのですが、もしも経済的に許されるのであれば、絶対に若いころに建てた方が後々支払いは楽になると思います。周囲には家を持つことに反対され、中には「無茶をするなぁ」なんて言われたこともありましたが、しっかりした返済計画があればやっていけると思います。

今私たち家族は、いい感じに家とともに年を重ねています。この家で家族を作り、思い出もたくさん作ってきました。この家でよかったと今は自信を持って言えます。